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2018年8月29日 (水)

3か月連続で低下した消費者態度指数について考える!

本日、内閣府から8月の消費者態度指数が公表されています。前月から▲0.2ポイント低下して43.3を示しています。まず、日経新聞のサイトから記事を引用すると以下の通りです。

8月の消費者態度指数、0.2ポイント低下 基調判断4カ月ぶり下げ
内閣府が29日発表した8月の消費動向調査によると、消費者心理を示す一般世帯の消費者態度指数は前月比0.2ポイント低下の43.3と、3カ月連続で低下した。「収入の増え方」などの指標が悪化した。内閣府は消費者心理の基調判断を「弱い動きがみられる」に下方修正した。下方修正は4カ月ぶり。
指数を構成する意識指標を項目別にみると、「収入の増え方」が41.8と0.4ポイント低下した。低下は2カ月ぶり。前月にボーナスの影響で上昇した反動が出た。「雇用環境」と「耐久消費財の買い時判断」も低下した。
一方、「暮らし向き」の指標は0.1ポイント高い41.7と3カ月ぶりに上昇した。消費者態度指数に含まれない「資産価値」の意識指標は株安を背景に0.5ポイント低い42.6だった。
1年後の物価見通し(2人以上世帯)について「上昇する」と答えた割合(原数値)は前月比0.1ポイント高い81.6%だった。「低下する」は0.3ポイント低い3.2%、「変わらない」は0.4ポイント高い12.9%だった。
態度指数は消費者の「暮らし向き」など4項目について今後半年間の見通しを5段階評価で聞き、指数化したもの。全員が「良くなる」と回答すれば100に、「悪くなる」と答えればゼロになる。
調査基準日は8月15日。調査は全国8400世帯が対象で有効回答数は6047世帯、回答率は72.0%だった。

いつもながら、包括的によく取りまとめられた記事だという気がします。続いて、消費者態度指数のグラフは以下の通りです。ピンクで示したやや薄い折れ線は訪問調査で実施され、最近時点のより濃い赤の折れ線は郵送調査で実施されています。また、影をつけた部分は景気後退期を示しています。

photo

消費者態度指数を構成するコンポーネントを前月差でみると、「暮らし向き」が+0.1ポイント上昇したものの、「収入の増え方」が▲0.4ポイント、「雇用環境」が▲0.3ポイント、「耐久消費財の買い時判断」が▲0.2ポイント、それぞれ低下となっています。これらコンポーネントを総合した消費者態度指数の最近半年余りの動向でも、直近のピークは昨年2017年11月から今年2018年1月の3か月連続で44.6で横ばいを示した後、最近時点まで緩やかに低下傾向にあるように見えます。直近の消費者マインドの低下については、引用した記事にもある通り、6~7月のボーナスの反動で8月には収入が伸び悩んだ印象があったほか、少し前の豪雨災害や災害クラスの猛暑などの天候の影響、特に野菜などの価格高騰なども反映しているんでしょうが、それにしても弱い動きだと私は受け止めています。従って、統計作成官庁の内閣府では基調判断を先月までの「弱含んでいる」から「弱い動きがみられる」と、さらに半ノッチ下方修正しています。

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