マクロミル・ホノテ「第4回 災害や防災に関する定点調査」の結果やいかに?
異常気象による災害や数十年振りの天候が毎年のように起こっている中で、マクロミル・ホノテから先週8月7日(火)に「第4回 災害や防災に関する定点調査」の結果が明らかにされています。まず、マクロミル・ホノテのサイトから調査結果のTOPICSを4点引用すると以下の通りです。
TOPICS
- "恐れている災害"、「豪雨、洪水」が急上昇。しかし1位は依然、圧倒的に「地震」
- 94%が、"5年以内に日本で大災害が起きる"と回答。起きると思う災害で、上昇傾向なのは
「豪雨、洪水」「土砂災害」、そして「中長期の天候災害」。この夏の猛暑も影響?- 大災害への不安が高まる一方、防災意識はほとんど変わらず
- ペットの防災、飼い主の実施率は6割
最後のペットの防災については、誠に申し訳ないながら、私はそれほど興味ないんですが、いくつか、グラフを引用しつつ簡単に取り上げておきたいと思います。
まず、上のグラフは、マクロミル・ホノテのサイトから引用していますが、恐れている災害について、過去3回の調査結果をプロットして比較しています。従来からもっとも恐れられている災害は「地震」であり、96%とほぼ全員が回答しています。続いて2位は前回の調査より13%ポイントも上昇した「豪雨、洪水」の67%でした。また、「土砂災害」も、前々回と比較すると10%ポイント上昇しています。西日本豪雨の影響などからか、豪雨、洪水、土砂災害などへの恐怖感が高まっているように見受けられます。
続いて、「この先5年以内に、国内で生命や社会生活に大きな被害をもたらす大災害が起きると思うか」との質問に対して94%が「起きると思う」と回答したところ、上のグラフは、マクロミル・ホノテのサイトから引用していますが、起きると思う大災害の上位7位をプロットしています。見れば明らかですが、1位は「地震」で90%、次いで「豪雨、洪水」62%、「土砂災害」40%、「津波」36%と続きます。前回の今年2018年2月調査よりもスコアが軒並み上昇しており、特に「豪雨、洪水」と「土砂災害」で上昇幅が大きく、西日本豪雨の影響なのかもしれません。
最後に、グラフは引用しませんが、今回の調査でも、大災害に対する恐怖や不安が高まる一方で、防災を「意識している (『とても意識している』と『やや意識している』の合計)」と回答した人は61%という結果で、前回の調査の59%から特に上昇したわけでもなく、「防災意識はほとんど変わらず」と結論しています。私自身をかえりみて判る気もします。
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