リクルートジョブズによる9月のアルバイト・パート及び派遣スタッフの賃金動向やいかに?
来週の雇用統計の公表を前に、ごく簡単に、リクルートジョブズによる非正規雇用の時給調査、すなわち、アルバイト・パートと派遣スタッフの募集時平均時給の9月の調査結果を見ておきたいと思います。
ということで、上のグラフを見れば明らかなんですが、アルバイト・パートの平均時給の上昇率は引き続き+2%前後の伸びで堅調に推移していて、三大都市圏の9月度平均時給は前年同月より+2.4%、24円増加の1,036円となり、職種別では、「販売・サービス系」+3.3%、「製造・物流・清掃系」+2.9%、「事務系」+2.5%など、すべての職種で前年同月比プラスとなり、地域別でも、首都圏、東海、関西のすべてのエリアでプラスを記録しています。一方で、三大都市圏全体の派遣スタッフの平均時給は、最近では2017年9月から12か月連続でプラスを続けた後、9月は▲4円、▲0.2%減の1,640円を記録しています。ただし、職種別に詳しく見ると、「オフィスワーク系」、「営業・販売・サービス系」、「IT・技術系」、「クリエイティブ系」、「医療介護・教育系」の5職種のうち、確かに、「営業・販売・サービス系」と「クリエイティブ系」でいずれも▲0.3%減となっているものの、どうも、時給の絶対水準が低い「医療介護・教育系」ウェイトが増加しているシンプソン効果のような気もします。ですから、最近では、人材確保のために正社員の求人も増加し、正社員有効求人倍率が1倍を超えているんですが、ご同様に、パート・アルバイトや派遣スタッフの求人も堅調と考えてよさそうです。
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