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2018年12月26日 (水)

リクルートジョブズによる11月のアルバイト・パート及び派遣スタッフの賃金動向やいかに?

明後日の雇用統計の公表を前に、ごく簡単に、リクルートジョブズによる非正規雇用の時給調査、すなわち、11月のアルバイト・パートと派遣スタッフの募集時平均時給の調査結果を見ておきたいと思います。

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ということで、上のグラフを見れば明らかなんですが、アルバイト・パートの平均時給の上昇率は引き続き+2%前後の伸びで堅調に推移していて、三大都市圏の11月度平均時給は前年同月より+2.7%、27円増加の1,052円となり、2006年1月の調査開始以来過去最高を更新しています。職種別では「事務系」(前年同月比増減額+41円、増減率+3.9%)、「製造・物流・清掃系」(+32円、+3.2%)、 「販売・サービス系」(+28円、+2.8%) 、「フード系」(+23円、+2.3%)など全職種で前年同月比プラス、地域別でも、首都圏、東海、関西のすべてのエリアで前年同月比・前月比ともプラスを記録しています。一方で、三大都市圏全体の派遣スタッフの平均時給は、直近の2018年9~10月は前年同月比でマイナスを続けたものの、11月統計では前年同月より18円増加、増減率+1.1%を示しています。職種別に詳しく見ると、前年同月から保合いの「クリエイティブ系」以外の「IT・技術系」(前年同月比増減額+46円、増減率+2.3%)、「オフィスワーク系」(同+34円、+2.3%)、「医療介護・教育系」(同+32円、+2.3%)、「営業・販売・サービス系」(同+3円、+0.2%)の4職種がプラスとなった一方で、前月比は「クリエイティブ系」も含めて全職種がプラスを示しています。まあ、年末を控えた11月ですから、季節調整していない前月比の結果は少し割り引いて考える必要があるのかもしれません。いずれにせよ、全体としてはパート・アルバイトや派遣の非正規職員の雇用も堅調と私は受け止めているものの、景気循環の後半に差しかかって、そろそろ非正規の雇用には注視が必要、と考えるエコノミストもいそうな気がします。

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