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2018年12月25日 (火)

6か月連続で+1%以上の上昇率を続ける企業向けサービス価格指数(SPPI)!

本日、日銀から11月の企業向けサービス価格指数 (SPPI)が公表されています。前年同月比上昇率で見て前月からややプラス幅を縮小しつつも6か月連続の+1%以上の+1.2%を示しています。まず、日経新聞のサイトから記事を引用すると以下の通りです。

企業向けサービス価格、11月1.2%上昇
日銀が25日発表した11月の企業向けサービス価格指数(2010年平均=100)は105.5で、前年同月比1.2%上昇した。上昇は65カ月連続。伸び率は10月確報(1.3%上昇)からやや鈍化したが、高い伸びが続いており、前月比でも0.2%上昇した。
人件費の上昇を背景に、労働者派遣サービスなど人材関連の上昇が目立った。広告のうち新聞広告が前年同月比12.1%上昇(10月は8.0%上昇)となった。紙面削減の影響で紙面あたり単価が上昇した。半面、運輸・郵便のうち外航貨物輸送が前年同月比11.9%上昇(10月は16.5%上昇)と伸び悩んだ。

シンプルながら包括的によく取りまとめられた記事だという気がします。続いて、企業向けサービス物価指数(SPPI)上昇率のグラフは以下の通りです。サービス物価(SPPI)上昇率及び変動の大きな国際運輸を除くコアSPPI上昇率とともに、企業物価(PPI)上昇率もプロットしてあります。なお、影をつけた部分は景気後退期を示しています。

photo

繰り返しになりますが、企業向けサービス価格指数(SPPI)の前年同月比上昇率は今年2018年6月から6か月連続で+1%に達しています。その直前の5月の+0.9%の前の4月も+1.0%でしたので、今年度に入ってから、ほぼほぼ+1%に達する水準をキープしていることになります。しかも、私の見る限り、消費者物価指数(CPI)がかなりの程度にエネルギー価格の動向に依存しているのに対して、SPPIについては人手不足による賃金動向に従った動きでしょうから、品目別には毎月のように上昇品目が変化しているように見えます。野球に例えれば、日替わりヒーローということになります。本日公表の11月統計について少し詳しく見ると、前年同月比で見て、運輸・郵便と情報開発とリース・レンタルの大類別が上昇幅を下げたんですが、いずれもまだプラスを維持しており、特に、運輸・郵便は+2%を超えています。ただし、運輸・郵便についてはエネルギー価格の影響が現れていると考えるべきであり、石油価格の下落とともに上昇幅は縮小するものと私は予想しています。他方、上昇幅を拡大したのが景気に敏感な広告です。10月の+1.5%から11月には+2.7%を記録しています。引用した記事にもある通り、テレビ広告とインターネット広告の寄与が大きく、特に、インターネット広告は10月のマイナスから11月にはプラスに回帰しています。そして、相変わらず、人手不足の影響は、土木建築サービス+3.4%、警備+3.5%、労働者派遣サービス+2.8%などのを含む大類別でいえば諸サービス+1.3%に現れています。

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