« 石油価格上昇のため2か月連続で貿易赤字を記録した貿易統計をどう見るか? | トップページ | 消費者物価指数(CPI)上昇率はエネルギーの寄与縮小するも+0.9%の上昇率! »

2018年12月20日 (木)

世界経済フォーラム「ジェンダー・ギャップ指数」に見る我が国の男女格差やいかに?

去る12月17日、世界経済フォーラムから「世界ジェンダー・ギャップ報告2018」The Global Gender Gap Report 2018 が公表されています。もちろん、pdfの全文リポートもアップされています。ジェンダー・ギャップ指数で見た男女格差で、我が国は世界110位と2017年の114位から順位を上げたとはいえ、先進国の中では大きく遅れている現状が改めて明らかにされています。諸般の事情により、今夜は帰宅が遅くなりましたので、ジェンダー・ギャップ指数に関するグラフをリポートからいくつか引用して簡単に取り上げておきたいと思います。

photo

まず、リポート p.8 Figure 1: Gender gap by country, 2018 を引用すると上の通りです。一番上のアイスランド、ノルウェイ、スエーデンから始まって、真ん中少し下に濃い色の帯があって、Global Average が示してあります。その下12-3番目くらいが我が日本です。繰り返しになりますが、昨年の114位からやや順位を上げたとはいえ、今年もまだ110位です。中国よりも、インドよりも下位に甘んじています。

photo

ということで、リポート pp.139-40 Country Profiles から日本のレーダーチャートを引用すると上の通りです。教育や健康はまずまずなんですが、特に、Political empowerment のスコアが悪いのが下位に甘んじている大きな要因です。議会における女性のプレゼンスも低いんですが、最近50年で女性が国家のトップを務めたスコアはゼロだったりします。

|

« 石油価格上昇のため2か月連続で貿易赤字を記録した貿易統計をどう見るか? | トップページ | 消費者物価指数(CPI)上昇率はエネルギーの寄与縮小するも+0.9%の上昇率! »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 世界経済フォーラム「ジェンダー・ギャップ指数」に見る我が国の男女格差やいかに?:

« 石油価格上昇のため2か月連続で貿易赤字を記録した貿易統計をどう見るか? | トップページ | 消費者物価指数(CPI)上昇率はエネルギーの寄与縮小するも+0.9%の上昇率! »