リクルートジョブズによる1月のアルバイト・パート及び派遣スタッフの賃金動向やいかに?
今週金曜日の雇用統計の公表を前に、ごく簡単に、リクルートジョブズによる非正規雇用の時給調査、すなわち、1月のアルバイト・パートと派遣スタッフの募集時平均時給の調査結果を簡単に見ておきたいと思います。
と思います。
ということで、上のグラフを見れば明らかなんですが、アルバイト・パートの平均時給の上昇率は引き続き+2%前後の伸びで堅調に推移していて、三大都市圏の1月度平均時給は前年同月より+2.6%、28円増加の1,046円を記録しています。職種別では「事務系」(前年同月比増減額+49円、増減率+4.7%)、「販売・サービス系」(+32円、+3.2%)、「製造・物流・清掃系」(+26円、+2.5%)、「フード系」(+23円、+2.4%)など全職種で前年同月比プラス、地域別でも、首都圏、東海、関西のすべてのエリアで前年同月比プラスを記録しています。一方で、三大都市圏全体の派遣スタッフの平均時給は、直近の2018年9~10月は前年同月比でマイナスを続けたものの、11月統計では前年同月比プラスに転じて、1月統計でも前年同月より+3円増加、増減率+0.2%の1,657円を示しています。職種別では、「IT・技術系」(前年同月比増減額+39円、増減率+1.9%)、「オフィスワーク系」(+27円、+1.8%)、「クリエイティブ系」(+11円、+0.6%)の3職種がプラス、他方、「営業・販売・サービス系」(▲2円、▲0.1%)と医療介護・教育(▲3円、▲0.2%)がマイナスとなっています。いずれにせよ、全体としてはパート・アルバイトや派遣の非正規職員の雇用も堅調と私は受け止めているものの、景気循環の後半に差しかかって、そろそろ非正規の雇用には注視が必要、と考えるエコノミストも決して少なくなさそうな気がします。
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