世間に遅れつつも POLYPLUS 『debut』 を聞く!
とてもユニークな活動を続けてきた POLYPLUS がCDデビューしています。CDは出さない、ホームページも作らない、ライヴしかしない、そして、それぞれが多忙なバンドマンでありながら、ユニークな活動形態を貫いてきたグループですが、結成4年にして初のフル・アルバム『debut』を昨年2018年9月にリリースしています。メンバーは、CalmeraのTSUUJII(サックス)、175RのYOSHIAKI(ドラムス)、JABBERLOOP/fox capture planのMELTEN(キーボード)、同じくJABBERLOOPからYUKI(ベース)ですから、いわばジャズとロックの混合バンド、昔の言葉でいえばフュージョンということになるのかもしれません。収録されているのは以下の9曲です。
- we gotta luv
- ratz
- m'n'dass
- ppps
- wake me up (cover of Avicii)
- tokyo class
- sugar
- late at night
- limiter
私は不調法にしてこのグループのライブは聞きに行ったことはないんですが、さすがに、ライブ感を彷彿とさせる構成となっています。キーボードを演奏しているMELTENのfox capture planの印象と同じで、中毒になるような繰り返しのフレーズが多用されていて、ノッケのwe gotta luvではサックスによりリフレインされていたりします。私は圧倒的にモダン・ジャズですので、少しクラブのダンス音楽とは距離をおいているんですが、エラそうな表現を許してもらえるのであれば、それなりに、聞ける音楽です。大昔のスイング・ジャズと同じと考えていいのかもしれません。50年前のモダン・ジャズ中心ながら、こういった進化した21世紀のジャズも同時に聞きたいと思います。
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