明日発表の新しい元号のイメージを表す漢字やいかに?
先週3月28日にインテージから新しい元号の漢字イメージを探る一環として、「新元号時代のイメージを表す漢字ランキング」の調査結果が明らかにされています。明日の11時半に新元号が政府から発表される予定ですが、簡単に昭和と平成とともに振り返っておきたいと思います。
まず、上のテーブルは昭和・平成と新しい年号の各時代をイメージする漢字のランキングです。昭和については戦争というイメージなんですが、実は、若い世代ほど戦争のイメージが強くなっています。私のようなエコノミストからすれば、むしろ戦後1950年代初頭から1970年台の石油危機までの25年四半世紀近く続いた高度成長の方が印象的なんですが、むしろ、戦争を体験せず情報だけで知っている世代ほど戦争のイメージが強い、というのも判るような判らないような、やや複雑なカンジで私は受け止めています。平成は神戸や東北などで地震が多く、それ以外にも天災や自然災害が多かった印象は確かにあります。新しい年号の時代は、期待も込めて上のような漢字イメーなのだという気がします。
次に、上のグラフは昭和・平成と新しい年号の時代のそれぞれについて年齢別に各時代が明るいか暗いかのイメージを取りまとめています。見れば明らかですが、昭和については若い世代ほど戦争イメージと同じで暗いと見ていて、逆に、平成については世代が若いほど明るいと受け止めています。新元号の新たな時代については、ほぼ各年代とも明るい印象を持ちつつ、やっぱり、若い世代ほど明るいイメージの割合が高い、との結果が示されています。これも判る気がします。
さて、明日発表の新元号やいかに?
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