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2019年4月 9日 (火)

日銀「さくらリポート」に見る地域経済動向やいかに?

昨日午後に、日銀から4月の「さくらリポート」が公表されています。各地域の景気の総括判断をみると、引き続き、すべての地域で「拡大」または「回復」が維持されています。ただ、前回2019年1月のリポートと比較すると、北海道だけは地震の下押し圧力が解消したことから判断を引き上げているものの、輸出・生産面で中国など新興国をはじめとする世界経済の減速の影響が指摘される中、3地域(東北、北陸、九州・沖縄)が判断を引き下げる一方、5地域(関東甲信越、東海、近畿、中国、四国)が判断を据え置いています。以下のテーブルの通りです。なお、転記は誤りなきよう慎重に行っているつもりですが、タイプミスもありえますので、引用は日銀のサイトからお願いします。

 【2019年1月判断】前回との比較【2019年4月判断】
北海道基調としては緩やかに回復しており、北海道胆振東部地震の影響による下押し圧力は緩和を続けている緩やかに回復している
東北緩やかな回復を続けている一部に弱めの動きがみられるものの、緩やかな回復を続けている
北陸拡大している緩やかに拡大している
関東甲信越緩やかに拡大している輸出・生産面に海外経済の減速の影響がみられるものの、緩やかに拡大している
東海拡大している拡大している
近畿緩やかな拡大を続けている緩やかな拡大を続けている
中国緩やかに拡大している緩やかに拡大している
四国回復している回復している
九州・沖縄しっかりとした足取りで、緩やかに拡大している緩やかに拡大している

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