コルトレーン「Blue World」を聞く!!!
コルトレーンの「Blue World」を聞きました。マッコイ・タイナー(p)、ジミー・ギャリソン(b)、エルビン・ジョーンズ(ds)と組んだオリジナル・カルテットの名演で第1に指を屈せられる「至上の愛」から半年前の黄金のコンボによる未発表スタジオ録音です。1964年年央にカナダ国立映画制作庁の委嘱で、フランス語映画「Le chat dans le sac (英題: The Cat in the Bag)』(日本未公開ながら、直訳すれば『袋の中の猫』)のために、ルディ・ヴァン・ゲルダー・スタジオにて、映画のサウンドトラックとして録音された音源らしいんです。音質は、私のように1940年代のモノラル録音を聞いてもモダンジャズ創世記の演奏に感激するような耳の人間には、何とも評価できませんが、絶頂期のコルトレーンの演奏ということで十分ではないでしょうか。「至上の愛」と同じインパルスからの発売であり、取りあえず、収録曲は以下の通りです。
- Naima (Take 1)
- Village Blues (Take 2)
- Blue World
- Village Blues (Take 1)
- Village Blues (Take 3)
- Like Sonny
- Traneing In
- Naima (Take 2)
相変わらず、ロリンズに因んだ曲名ながら、6曲目はアラビア音楽としか聞こえないんですが、ノッケのナイーマがとてもいいです。続く2曲めから5曲目までブルーズが3曲配置されていて、とてもゆったりとしたテンポで、何ともいえず緊張感ありながらも十分にくつろげる出来上がりとなっています。いかにも的なジャケットともに、ジャズファンであれば聞いておくべきアルバムではないかという気がします。
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