MMD研究所による「在宅勤務におけるツール利用動向調査」の結果やいかに?
一昨日の4月23日付けで、MMD研究所から「在宅勤務におけるツール利用動向調査」の結果が明らかにされています。私もこの4月から大学の教員に転職して、ゴールデンウィーク明けからはwebを活用したリモート授業が始まるんですが、多少なりとも参考になる部分があるかもしれないと考えて取り上げてみます。まず、MMD研究所のサイトから【調査結果サマリー】を4点引用すると以下の通りです。
【調査結果サマリー】
- 新型コロナウイルスの影響で変化があった勤務体系のうち、「在宅勤務」と「時差出勤」は12.9%
約7割は変わらず出社している- 在宅勤務の制度は「2020年より前」と「2020年3月」から始まったが最多
在宅勤務をしていて良かった点のトップは「新型コロナウイルスにかかるリスクが軽減された」、
困った点のトップは「仕事とプライベートの切り替えが難しい」- 在宅勤務時に導入を開始したツールは「ビデオ通話/WEB通話」が最多
導入ツールは在宅勤務時、在宅勤務前ともに「Skype」がトップ- 在宅勤務時に個人的にしたことは「部屋を片付けた」「保存がきく食料を買った」
半数以上が何かしら行動や利用、契約をしたと回答
MMD研究所のサイトに明記されているように、7都府県に緊急事態宣言が出される前の4月2~3日の段階の調査ですので、全国に緊急事態宣言が広がって、営業自粛なども拡大している現時点では、どこまで信頼性を保っているかは疑問がありますので、ひとつだけ、私が着目したのは上の【調査結果サマリー】第3点目のツールです。MMD研究所のサイトからグラフを引用すると下の通りです。
見れば明らかなんですが、在宅勤務時に導入を開始したツールはSkypeが48.0%ともっとも多く、次に、ZOOMが20.0%、slackが12.0%となり、在宅勤務をする前から導入していたツールはSkypeが50.0%ともっとも多く、在宅勤務前後のどちらもSkypeの導入が最多という結果が示されています。Microsoftの強さを見せつけられた気がしますが、私の研究室でも、我が家のパソコンでも、やっぱり、SkypeとZOOMを入れていますし、実際に、私自身でもZOOMでリモート授業をやったり、Skypeで会議に参加したりといった経験もあります。何分、大学という教育機関ですので、片側が学生になるリモート授業もありますし、大企業などと違ってセキュリティに配慮するよりは、高価な有料サービスの導入を回避する方に重点が置かれがちなのは理解できるところです。いずれにせよ、この調査の実施から3週間近くを経過しているわけで、おそらく、こういった在宅勤務に必要なツールの利用割合は、確実に上昇していることと想像しますが、Skype一番、ZOOMが二番、というのは、大きな変化ないような気もします。
我が家でも、離れて暮らす2人の倅にゴールデンウィークにはオンライン帰省を提案してみようかどうか、考慮中です。
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