日本経済研究センターによる3月月次GDPは内外需とも減少したマイナス成長!!!
本日、日本経済研究センター(JCER)から3月の月次GDPが明らかにされています。新型コロナウィルス(COVID-19)の経済的な影響が出始めたタイミングで、内外需とも減少しての前月比前月比▲3.5%成長を記録しています。下のグラフは、日本経済研究センターのサイトから引用しています。
昨年2019年10月の消費税率引上げの際は▲3.7%でしたし、その前の2014年4月の際は▲4%減でしたので、改めて、消費税率引上げのインパクトの大きさを実感しています。ただ、先日の米国雇用統計から見ても、COVID-19の経済的な影響は4月にさらに大きく現れることは明らかです。3月の月次GDPを見ても、3月時点では海外経済に起因する製造業への影響、特に輸出の減少が外需の寄与度▲2.3%ポイントと大きくなっています。他方で、直感的ながら、いくぶんなりとも輸出の影響を受ける製造業に加えて、4月から緊急事態宣言に伴って飲食業をはじめとする非製造業への下押し圧力が本格化しましたから、非製造業も4月から大きく減少している可能性が高い、と私は考えています。4月の月次統計、鉱工業生産指数や有効求人倍率などは非製造業を中心に3月よりさらに悪化を示すことは確実です。
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