我が家と大学周辺の自転車事情を考える!!!
今から思えば、はるか昔のような気がする緊急事態宣言前の4月3日付けのブログで、京都に引越してから Calamita Ciao のクロスバイクを買った旨を紹介していますが、さすがに季節なりに天気もよくなって気温も上がるようになったゴールデンウィークに入って、ボチボチ乗りこなし始めています。引越し前の東京と引越し後の京都や関西を比べるのは、私自身はかなり慎重にならざるを得ないと考えていて、すなわち、東京と京都・関西を比べているのではなく、むしろ、非常事態宣言前後を比較することになってしまいかねません。でもまあ、自転車に関しては非常事態宣言前後でなにか特段の事情の変化があったとも思われませんので、許容範囲かと考えている次第です。
まず、東京でも同じことなんですが、「原則、自転車は車道」というのはまったく無視されています。我が家や大学の周辺で特徴的なのは、ママチャリではなく、かなりカッコいいスポーツバイクも歩道を走っていることです。これは東京では少数派だったような気がします。京都への引越し後に再開した4月3日付けのブログで紹介した黄色いクロスバイクに乗って、北向きに走っていると逆走してくるロードバイクがありました。近づくと、決して逆走ではなく、かなり高齢のおじいさんが歩道をコチラ向きに走っているのでした。立派なロードバイクにまたがって、もちろん、上はヘルメットからサングラス、ボディコンシャスなウェアにグローブ、シューズまで決めに決めまくった格好ながら、歩道を走ってママチャリに追い抜かれそうなスピードでゆったりと走っていたりします。形から入っているというか、志の高さは素晴らしいんですが、ロードバイクとは違う選択肢はなかったのか、という気がしました。もう1人、我が家の近くで歩道を走っているロードバイクを見かけましたが、これはかなり若いライダーでした。大学の近くでも、私の乗っているクロスバイクよりもかなりお値段の高そうなクロスバイクが歩道を走っています。でももちろん、国道1号線を京都から名古屋にそこらへんの自動車に十分対抗できるスピードで走っているロードバイクも少なくありません。
自転車が歩道を走っているひとつの理由は、道路に自転車ナビマークがないことです。東京では至るところにありましたが、京都で自転車に乗り始めて1か月ほどしか経過しておらず、それほどの走行距離もないとはいえ、私は自転車ナビマークを見たことがありません。国道、府道、市道と走ったハズなんですが、まったく自転車ナビマークは見かけません。というか、正確にいうと、その昔に、我が母校の京大周辺で見たことはあります。東京の警視庁の自転車ナビマークと違うので、少し驚いた記憶があります。でも、ここ1か月で自転車に乗っている時に自転車ナビマークはまったく見ていません。加えて、東京なら警察や地域の交通安全協会などから、「原則、自転車は車道」という旗指し物のたぐいをいっぱい見かけるんですが、我が家や大学の近くでは見たことがありません。おそらく、私の想像ながら、多くの人が、特に、自転車に乗っているひとは「原則、自転車は歩道」と考えていて、「原則、自転車は車道」と聞いたら、とてもびっくりするんではないかという気がします。
最後に、自転車保険についてです。私はそれなりに自転車に乗りますので、東京では今年2020年4月から自転車保険への加入が義務付けられるということは知っていました。でも、4月になる前に京都に引越すわけですから、まあ、無視していたわけで、この新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の問題で、まったく関心が払われていないんでしょうが、どちらにせよ、東京で今年からなんですから京都なら2~3年遅れだろうと勝手に想像していたんですが、何と、京都は東京に先立って自転車保険加入義務付けが行われていることを知りました。でも、私が自転車を買ったお店では、そんなことはまったく知らされませんでしたし、街中を走っている自転車がどこまで保険加入しているかは、とても疑問です。実は、役所の同僚だった知り合いとzoomを使ってオンラインでおしゃべりしたんですが、さすがに、東大自転車部OBだけあって自転車に関するリテラシーはとても高く、保険にも家族全員で加入したといっていました。
いずれにせよ、我が家や大学周辺における自転車に関するリテラシーは低い、といういい方が出来るような気もしますが、逆から見れば、それほど気張って自転車に乗るんではなく、気軽な庶民の足になっているというのも事実だろうと思います。それはそれでいいんではないでしょうか。
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