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2020年11月23日 (月)

新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の感染拡大防止と経済活動の両立は出来るのか、目指すべきなのか?

結論を先取りすれば、新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の感染拡大防止と経済活動の両立を目指すという方針は根本的に間違っていると私は考えています。GoToキャンペーンの失敗は、ここに起因するのではないかとすら思えます。
とても旧聞のトピックながら、先月2020年10月にベルリンで開催された世界医学サミット(World Health Summit)におけるグテーレス国連事務総長のビデオ・メッセージから一部を抜き出して引用すると以下の通りです。

There is no choice between saving people's lives and saving jobs. Protecting people from the virus is the best way to keep schools open and businesses running. It will prevent the virus from spreading even more widely and returning in wave after wave.

まずは、国民の健康、というか、グテーレス国連事務総長の言葉を借りればウィルスからの保護(Protecting people from the virus)を実現することが政府の第1の役割です。そのために、職を失ったり、経済活動が停滞したりするのであれば、そこに的を絞って経済的な援助の手を差し伸べるべきです。確かに、宿泊とか飲食とかの人的接触の多いサービス業界がCOVID-19の影響が特に大きかったことは事実ですが、供給をシャットダウンせざるを得なかったセクターに補助金付きで一般国民を送り込んで感染拡大を促進するような政策は、失敗する確率がとても高いと考えるべきです。感染拡大防止と経済的な活動とを両立させようとする政策は失敗する、と覚悟すべきです。

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上のグラフは、入院治療等を要する者・重症者・新規陽性者数等の推移です。一昨日の11月21日に開催された新型コロナウイルス感染症対策本部(第47回)の配布資料から引用しています。テレビで聞いた医師会長の表現が耳に残っていますが、朝日新聞のサイトから引用すると、「GoToトラベル自体から感染者が急増したというエビデンスはなかなかはっきりしないが、きっかけになったことは間違いない」のは誰もが認めるところです。「静かなマスク会食」なんて言ってずに、トラベルだけではなく、GoToキャンペーンで人的接触を奨励するような政策は今すぐ中止すべきであると私は考えます。

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