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2022年3月25日 (金)

2月の企業向けサービス価格指数(SPPI)は順調にプラスを続ける!!!

本日、日銀から2月の企業向けサービス価格指数 (SPPI)が公表されています。季節調整していない原系列の統計で見て、ヘッドラインSPPIの前年同月比上昇率は+1.1%を記録し、変動の大きな国際運輸を除く平均も+0.9%の上昇を示しています。国際商品市況における石油をはじめとする資源価格の上昇がジワジワと波及している印象です。まず、日経新聞のサイトから統計のヘッドラインを報じる記事を手短に引用すると以下の通りです。

2月の企業向けサービス価格、前年比1.1%上昇 前月比0.1%上昇
日銀が25日発表した2月の企業向けサービス価格指数(2015年平均=100)は105.7で、前年同月比で1.1%上昇、前月比では0.1%上昇した。

極端なまでにコンパクトに取りまとめられた記事だという気がします。続いて、企業向けサービス物価指数(SPPI)のグラフは下の通りです。上のパネルはヘッドラインのサービス物価(SPPI)上昇率及び変動の大きな国際運輸を除くコアSPPI上昇率とともに、企業物価(PPI)の国内物価上昇率もプロットしてあり、下のパネルは日銀の公表資料の1枚目のグラフをマネして、国内価格のとサービス価格のそれぞれの指数水準をそのままプロットしています。企業向けサービス物価指数(SPPI)が着実に上昇トレンドにあるのが見て取れます。影を付けた部分は、日銀公表資料にはありませんが、景気後退期を示しています。

photo

上のグラフで見ても明らかな通り、企業向けサービス価格指数(SPPI)の前年同月比上昇率の最近の推移は、昨年2021年4月にはその前年2020年の新型コロナウィルス感染症(COVID-19)の影響の反動もあって、+1.0%の上昇となった後、本日公表された今年2022年2月統計まで11か月連続で+1%以上の上昇率を続けています。前年同月比プラスも2021年3月から12か月連続です。基本的には、石油をはじめとする資源価格の上昇がサービス価格にも波及したコストプッシュが要因と私は考えています。もちろん、ウクライナ危機の影響もあります。もう少し詳しく、SPPIの大類別に基づく2月統計のヘッドライン上昇率+1.1%への寄与度で見ると、土木建築サービスや宿泊サービスなどの諸サービスが+0.36%、石油価格の影響が強い運輸・郵便が+0.35%、景気に敏感なテレビ広告をはじめとする広告が+0.16%、などとなっています。また、前年同月比上昇率でも、特に、広告はテレビ広告の+5.9%やインターネット広告の+4.5%をはじめとして、広告全体で+3.2%の上昇を示していますし、運輸・郵便も+2.3%と大きく上昇しています。広告の上昇率が高いのは、景気に敏感なためなのか、それとも、北京オリンピック・パラリンピックの影響なのか、私には判りかねます。諸サービスの+1.0%の中の宿泊サービスが+14.7%の上昇率を示しているのは、まん延防止等重点措置の期間中ではあったものの、日経新聞では「関東圏を中心にビジネス利用が拡大したことなどが要因」と報じています。要するに、資源価格のコストプッシュだけでなく、需要面からもサービス価格は上昇基調にあると考えていいのかもしれません。

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