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2022年5月 7日 (土)

GWの読書は経済書2冊とミステリを合わせて計5冊!!!

今週の読書感想文は以下の通りです。さすがに、ゴールデンウィークの中心となる週でしたので、ついついミステリ小説が多くなりました。
オリヴィエ・ブランシャール & ダニ・ロドリック[編]『格差と闘え』(慶応義塾大学出版会)は2019年に米国のシンクタンクであるピーターソン国際経済研究所(PIIE)が主催したコンファレンスでの発表論文を取りまとめています。タイトル通りに、現時点での格差や不平等の現状を計測しつつ、その是正に関する議論が多岐にわたって展開されています。本日5月7日の朝日新聞の書評欄で取り上げられています。渡辺努『物価とはなにか』(講談社選書メチエ)は我が国物価研究の第一人者により物価について解説されています。物価指数の計測などについては詳細な議論がなされている一方で、アベノミクスや現在の黒田総裁のもとでの異次元緩和などの評価については旧来の日銀理論が顔をのぞかせます。相沢沙呼『invert』(講談社)は好評だった前作『medium』の続編となる短編ないし中編ミステリ3作を収録しています。すべてが倒叙ミステリであり、犯人の特定や犯行手口などの謎解きがあまりなくて、もっぱら犯行の証拠固めに費やされていて、それほど高い評価のミステリにはならないだろうと思います。最後に、アンソニー・ホロヴィッツ『ヨルガオ殺人事件』(創元推理文庫)は、大きな話題を集めた 前作の『カササギ殺人事件』の続編であり、別のミステリが本編中に挿入されるというメタ構造となっています。海外長編にありがちな登場人物いっぱいで、しかも構造は複雑なのですが、謎解きを中心に据えるミステリとしてとても上質で明快な作品に仕上がっています。
なお、今週の5冊を含めて、今年に入ってから新刊書読書は計73冊と去年に比べてちょっぴりスローペースです。

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まず、オリヴィエ・ブランシャール & ダニ・ロドリック[編]『格差と闘え』(慶応義塾大学出版会) です。編者2人は、私ごときが紹介する必要ないくらいに著名なエコノミストであり、そのうちにノーベル賞を受賞するのではないか、と予想しています。ということで、本書に収録されている論文は、米国のシンクタンクであるピーターソン国際経済研究所(PIIE)主催で2019年10月に開催された Combating Inequality: Rethinking Policies to Reduce Inequality in Advanced Economies と第するコンファレンスに提出されたものであり、このコンファレンスのコーディネータが本書の編者2人ということになります。なお、PIIPのサイトには論文やプレゼン・ファイル、さらに、プレゼンの動画もアップされています。ご参考まで。まず、本書は11部構成で、各部に3章ほどが含まれていて、全てで29章構成となっています。寄稿者はダイヤモンド教授のようにすでにノーベル経済学賞を受賞したエコノミストから、この先、ほぼほぼ確実に受賞するであろう大物エコノミスト、さらに、エコノミストではないけれども格差や不平等の問題に意見表明している哲学者や政治学者などなど、極めて水準高い研究者を取りそろえています。とても長くなるのをいとわずに、論文タイトルとともに敬称略でズラズラと書き連ねると以下の通りです。

第Ⅰ部
状況の展望
第1章
先進国の格差をめぐる10の事実 (ルカ・シャンセル)
第2章
状況についての議論 (ピーター・ダイアモンド)
第Ⅱ部
倫理と哲学の元
第3章
経済理論に新たな哲学的基盤が求められる時代か? (ダニエル・アレン)
第4章
経済学者が対処すべきはどんな格差か? (フィリップ・ヴァン・パリース)
第5章
なぜ格差が問題なのか? (T.M. スキャンロン)
第Ⅲ部
政治の次元
第6章
資産格差と政治 (ベン・アンセル)
第7章
格差への対処に必要な政治的条件 (シェリ・バーマン)
第8章
アメリカで経済格差に取り組む際の政治的な障害 (ノーラン・マッカーティ)
第Ⅳ部
人的資本の分配
第9章
現代のセーフティーネット (ジェシー・ロススタイン、ローレンス・F・カッツ、マイケル・スタインズ)
第10章
教育の未開拓の可能性 (ターマン・シャンムガラトナム)
第Ⅴ部
人的資本の分配
第11章
なぜ「チャイナショック」は衝撃だったのか、政策にとって何を意味するのか (デヴィッド・オーター)
第12章
貿易、労働市場、チャイナショック - ドイツの経験から何が学べるか (クリスチャン・ダストマン)
第13章
格差との戦い - 先進国の格差縮小政策を再考する (キャロライン・フロイント)
第Ⅵ部
金融資本の(再)分配
第14章
(するべきなら)富裕層に増税する方法 (N. グリゴリー・マンキュー)
第15章
資産税は格差との戦いに役立つか? (ローレンス H.サマーズ)
第16章
資産に税を課すべきか? (エマニュエル・サエズ)
第Ⅶ部
技術変化のスピードと方向性に影響を与える政策
第17章
(過度な)自動化を後戻りさせられるか、させるべきか (ダロン・アセモグル)
第18章
イノベーションと格差 (フィリップ・アギオン)
第19章
技術変化、所得格差、優良な仕事 (ローラ・ダンドレア・タイソン)
第Ⅷ部
労働市場についての政策、制度、社会規範
第20章
ジェンダー格差 (マリアンヌ・ベルトラン)
第21章
所有権による格差の解消策 (リチャード B.フリーマン)
第Ⅸ部
労働市場ツール
第22章
万人への雇用保障 (ウィリアム・ダリティ・ジュニア)
第23章
仕事を底上げする (デビット T. エルウッド)
第24章
労働市場における効果的な政策手段を設計する際の法的執行力の重要性 (ハイディ・シアホルツ)
第Ⅹ部
社会的セーフティネット
第25章
社会的セーフティネットの向上を基盤にミクロとマクロのレジリエンスを高める (ジェイソン・ファーマン)
第26章
子供のいる世帯向けの社会的セーフティネット - 何が有効か、さらに効果を上げるにはどうするか? (ヒラリー・ホインズ)
第Ⅺ部
累進税制
第27章
再分配政策を支援する税制についての考察 (ヴォイチェフ・コプチュク)
第28章
私たちはなぜ再分配の増加を支持しないのか? - 経済学的調査からの新しい説明 (ステファニー・スタンチェヴァ)
第29章
資産税に効果はあるか? (ガブリエル・ズックマン)

あまりに多岐にわたる論点の論考が収録されていますので、いくつかに絞って取り上げておくと、まず、冒頭の第1章のシャンセル論文では、"The rise of inequality in rich countries is not driven by population ageing" と指摘して、不平等が高齢化に由来することを明確に否定しています。その論拠はそれほど明らかではないのですが、我が国では、従来から、というか、15年ほど前に出版された大竹文雄著『日本の不平等』を引いて、不平等や格差は高齢化で強調されている、とする見解を政府が繰り返しています。もちろん、もちろん、高齢化がすべての経済的格差や不平等の原因であるというわけではありませんし、やや不平等が大きく現れることの一因であるに過ぎないわけですが、この一文は目を引きます。そして、各論文に共通する考えとして、もはや先進国における不平等は社会的に許容できる水準を超えており、何らかの政策などで是正する必要がある、という点に関してはかなり多くのエコノミストの間に緩やかなコンセンサスがあると考えるべきです。そして、高所得者と低所得者の限界消費性向の違いを考慮すれば、高所得者から低所得者への所得移転により成長を加速することができる可能性が高まっています。加えて、本書を読んでいて、私は格差や不平等とともに貧困問題の解決も重要であると実感させられました。世界的に強気認められている自由や民主主義を実現するためには、あるいは、社会的文化的な生活をおくるためには、最低限必要な条件というものがあります。かつてはこの最低限の水準がそれほど高くなかったかもしれませんが、今ではそれ相応の知的レベルに達していないと、あるいは、十分な生活条件が満たされていないと自由で民主的な活動、あるいは、社会的に満たされていて、さらに文化的な生活を送ることができなくなりつつあります。仕事で十分な働きをなし、選挙で適切な判断を下し、健康で文化的な生活を送るためには一定の教育を必要とし、それは義務教育ギリギリの9年間では不足する可能性があります。ですから、日本では高等学校まで事実上全入に近くなっていますし、社会的な分業を維持するためには、一定割合の大学進学者の必要性も高まっています。インターネットに安価に接続できるパーソナルなデバイスがなければ、自由と民主主義の実践は難しくなりつつあります。さらに、日本では昨年「親ガチャ」なる新語・流行語が現れましたが、世代を超えて貧困や格差が継承=相続されるとすれば、機会の平等だけではなく、結果においても平等、あるいは、一定程度の格差の縮小が必要です。ホントの自由と民主主義のために、格差の縮小や貧困の是正が必要とされていると考えるべきです。本書では、日本が必ずしも含まれる論考ばかりではなく、米国、あるいは欧米先進国を中心とする論考が並んでいますが、格差や不平等ばかりではなく、貧困問題を考える上でも重要な論点が数多く取り上げられています。各チャプターの執筆者や出版社からしても、かなりの程度に学術書の色彩が強いのですが、可能な範囲で多くの方が手に取って読むことを私は願っています。

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次に、渡辺努『物価とはなにか』(講談社選書メチエ) です。著者は、東大の研究者であり、日銀ご出身です。私は総務省統計局に勤務していたころ、物価調査のセクションも統括していたのですが、その私の目から見ても我が国における物価指数の第一人者といえます。ですから、物価の計測、特に物価指数の作成なんかについては懇切丁寧に展開していますが、政策編となると、いかにも日銀官僚の言い訳に満ちている気もします。前者の評価できる点としては、いわゆる物価の会計理論に対する冷めた見方が上げられます。ここで強調しておきたいと思うのですが、私は物価とは貨幣価値の逆数であると考えています。ですから、現在のエネルギーを始めとする資源価格の高騰に起因する物価上昇率の高まりについては、どこまで政策対応すべきかについてやや冷めた見方をしています。我が国マクロ経済学界では、大御所の吉川先生が積上げ型の物価の会計理論に親近感を表すことがあるので、この点はそれなりに重要な気もします。そして、生計費指数に対するトルンクビスト指数の応用とか、物理学的な自信の発生を物価理論に応用するとか、なかなかに理論・実践ともに有益な見方が提供されています。特に、デフレとインフレに対する非対称な期待の働きは明快です。まあ、期待を「潰す」という表現には著者の感情がこもっていると受け止めました。ただし、繰り返しになりますが、特に力の入っていた物価に対する期待の影響力については、デフレとインフレで非対称、まではよかったものの、最後の最後で少しがっかりさせられました。すなわち、連邦準備制度理事会(FED)の金融政策の実践などを通じて、金融市場には期待の役割が大きいとしつつも、一般人のインフレ期待への影響を及ぼすことは難しい、との結論となっています。また、1円でも値上がりしていたら買わない選択をする消費者の存在とか、まあ、日銀ご出身らしい一般消費者への上から目線というか、不首尾な日銀金融政策の言い訳としか聞こえないような部分もあったりします。加えて、全体としてアベノミクスについての言及、というか、金融政策のレジーム転換に対する評価がまったくなされていません。少なくとも、渡辺教授もアベノミクス前には日銀的な岩石理論とか、ハイパーインフレ到来説に加担していたこともありましたから、その逆で、黒田総裁になってからの異次元緩和のインフレ率への効果が小さい点について批判するほどの不整合こそありませんが、結局は、旧来の日銀理論で物価のコントロールはできない、と考えているのではないか、と思わせる部分がいくつかありました。最後に、物価安定とマクロ経済の関係には大した言及がなく、物価の専門家だけに、マクロ経済から物価だけを取り出してしまう意味のなさ、ナンセンスに気づいていないかもしれません。

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次に、相沢沙呼『invert』(講談社) です。著者は、ミステリ作家であり、私は前作の『medium』をそれなりに評価したので、城塚翡翠を主人公とする同じシリーズの本作品も図書館で借りて読んでみました。しかし、やや期待は裏切られて、それほど感心するミステリではありませんでした。長編だった前作と違って、この作品は『短編、というよりも、中編くらいの長さの3つのミステリから編まれています。すべて叙情ミステリとなっています。「雲上の晴れ間」ではIT企業のエンジニア、「泡沫の審判」では小学校教員、そして、「信用ならない目撃者」では警視庁の刑事から探偵に転じた犯罪界のナポレオン、がそれぞれ殺人犯であり、犯人の特定ではなく、単なる証拠固めをするという役回りが主人公に割り振られています。ただ、前作から当然のようにハードルが高くなるわけですし、その分も含めてですが、それほどの出来のミステリとは思えません。まず、叙情ミステリですので仕方ないとはいえ、犯人が明らかな上に、他の犯人候補、というか、疑うべき被疑者がまったくいません。一応、被疑者の特定についても説明がなされるのですが、その被疑者の特定がかなりずさんで、叙情ミステリだから手を抜いているようにすら見えてしまいます。しかも、ストーリーの語り手はその犯人だったりします。ですから、主人公の名探偵さんは犯人を特定する必要も、犯人の心情を察する必要もほぼほぼなく、殺人を隠蔽するトリックを暴くというミステリらしい展開がまったくありません。その上、決して、論理的ではないとはいいませんが、かなり偶然に依存する方法、ないしは、故意に近い捏造が示唆される方法で証拠集めがなされています。ここでも、かなりの程度に、叙情ミステリで読者が鋭く突っ込まないという前提でストーリーが展開されています。謎解きも犯人の特定も何もなしで、ひたすら証拠集めというのは、実際の警察による犯罪捜査に近い気もしますが、ミステリ小説としては出来がよくないと考えるべきです。では、何に工夫するかといえば、例えば、東川篤哉の「魔法使いマリィ」のシリーズでは、コミカルな表現力とマンネリ化したギャグ的展開があったわけですが、この作品ではそこまで到達していません。主人公のキャラに依存しているということなのかもしれません。第2の残念な点なのですが、おそらく、主人公である城塚翡翠のミステリアスで謎多きキャラが少しずつ明らかにされていく、といったあたりが読ませどころなのかもしれませんが、少なくとも、この作品ではまったく進展ありません。引き続き、超絶技巧を示してくれるだけで、なんの目新しさもありません。助手の千和崎真も頭脳の冴えが主人公の翡翠に少し劣る以外は万能ぶりを発揮しています。ほぼほぼ欠陥なき主人公コンビなわけで、同時に面白みもありません。ただし、この主人公の素顔については、東野圭吾作品のガリレオこと湯川学教授についても、ようやく最新作で実の母親が登場したところですので、今後の展開で少しずつ明らかになるのかもしれません。主人公2人の女性キャラに好感を持てれば次回作も読む人が多そうな気がしますが、私自身は子に2人のキャラが好きにはなれませんから、このシリーズはこの作品で私は読むのを打ち止めにする可能性が高いと思います。他にも出来のいいミステリはいっぱいあります。この作品で「オッ」と思わせたのは、カクテルのサンドリヨンが登場したところくらいでした。理由は知る人ぞ知るところです。ということで、さよなら、城塚翡翠!!!

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最後に、アンソニー・ホロヴィッツ『ヨルガオ殺人事件』上下(創元推理文庫) です。著者は、前作『カササギ殺人事件』で日本でも話題になった英国のミステリ作家です。実に、本作品は『カササギ殺人事件』の続編であり、主人公は英国人の元編集者で、英国で教師をしていたギリシア人の夫とともに、現在はクレタ島でホテルを経営するスーザン・ライランドです。この主人公の経営するホテルに、同じように英国でホテルを経営するトレハーン夫妻が訪れます。というのは、8年前にトレハーン夫妻の経営するホテルで起こった殺人事件を題材にして、作家のアラン・コンウェイが探偵アティカス・ピュントのシリーズのひとつとして『愚行の代償』と題して発行したミステリがあり、その編集を主人公がしていました。トレハーン夫妻の経営するホテルで起こった実際の殺人事件はすでに犯人が逮捕され、判決も下っているのですが、この『愚行の代償』を読んだトレハーン夫妻の娘セシリーが、『愚行の代償』の中に8年前の殺人事件の真相を発見したとトレハーン夫妻に連絡し、その直後、セシリーが失踪した事件を聞かされます。コンウェイはすでに死亡しており、残る関係者は主人公のスーザンしかおらず、トレハーン夫妻は失踪した娘セシリーの行方と実際の殺人事件の真相究明を主人公のスーザンに依頼します。カネに目のくらんだ、とまではいわないものの、主人公のスーザンは依頼主のトレハーン夫妻の陽性を受入れて英国で真相究明と失踪したセシリーの捜索に乗り出します。というのがストーリーです。前作『カササギ殺人事件』と同じでメタ構造になっていて、作品中にアラン・コンウェイ作の『愚行の代償』が丸ごと挿入されています。このミステリの出来も優れていて、クリスティ作品みたいです。でも、海外ものの長編ミステリらしく登場人物がいっぱいいる上に、さらに、メタ構造で別の小説が挿入されているわけですから、私のような頭の回転の鈍い読者にはキャラを把握するだけでもタイヘンですし、なかなかストーリー展開もドラマチックで、楽しくはあるのですが、かなり集中して読まないと理解がはかどりません。軽い娯楽読み物ではなく、学術書とか古典文学を読むような重さを感じたりします。これは読書の良し悪しであって、重厚な読書を志向する場合もあれば、時間つぶしで軽い読み物がほしい時もあります。読者ニトリ、あるいは、TPOによってさまざまですが、本書は重厚なミステリと考えた方がいいかもしれません。私の場合は学術書を読む機会も少なくなく、重厚な読書が苦にならない上に、特に今週についてはゴールデンウィークまっさいちゅうで時間的な余裕があるタイミングでしたのでOKなのですが、そういった集中力を要しじっくりと読む読書ばかりではなく、軽い時間つぶしの読書を求める向きには、あるいは、そういったタイミングの読書には不適なミステリかもしれません。でも、労力を必要とするだけに、軽くて時間つぶしにうってつけのミステリにはない濃厚で奥の深い謎解きが楽しめます。私はどちらのミステリも大好きです。

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