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2022年6月28日 (火)

日本の道路はスピードが出せないのか?

久しぶりに、いくつか国際機関のサイトを見ていて、6月8日に公表されていた経済協力開発機構(OECD)の「経済見通し」OECD Economic Outlook をすっかり見逃していたことに気づきました。まあ、こんなこともあります。ということで、気を取り直して、国際通貨基金(IMF)のサイトで IMF Blog "Where Are the World's Fastest Roads?" と題する記事を見つけました。以下の Working Paper で開発した手法に基づく推計です。

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上の Maszoro and Soto (2022) で開発された手法に基づいて、この pp7-9 で Table 2. Mean Speed Scores by Country が推計されており、それに基づく世界地図となっています。それほど熱心にペーパーを読んだわけではありませんが、道路渋滞がひどいとスピードを出せずにスコアが悪くなることになっています。ちなみに、日本のスコアは81です。韓国の93や中国の90を下回り、トップの米国の107にはるかに及びません。私が海外生活を送って自動車の運転をした経験があるのは、チリ92とインドネシア55という、上の地図でもほぼほぼ両極端な2国なのですが、もう30年とか20年も前のことながら、実に、私の実感によく合致しています。当然ながら、チリではスイスイと渋滞なく運転できましたし、インドネシアのジャカルタでは、平日は勤務先の役所の運転手さんに送迎してもらっていたのですが、朝夕の通勤時は渋滞がひどかったです。でも、日曜日なんかに私が運転して家族で出かける際にはさすがにそれほどの渋滞ではありませんでした。
国内では私はもう何十年も自動車は持っておらず、自転車しか乗っていません。それも、夏休みや春休みの休暇期間中の大学への通勤を別にすれば、ほとんどが週末乗っているだけです。引越す前の東京都内では自動車の数が多かったのか、それほど道路にスピード感はなくて、ほぼほぼ路線バスに匹敵するくらいのスピードで自転車に乗っていた記憶があります。でも、東京から関西に引越した今となっては、私の自転車はスピードの点で路線バスにまったくかないません。琵琶湖周辺では道路が空いているのか、はたまた、私が年齢とともに運動能力を落としたのか、そのあたりは不明です。

国際機関であるIMFの情報を取り上げましたが、久しぶりに「海外生活の思い出の日記」に分類しておきます。

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