留学生院生の引率に加わって祇園祭の山鉾巡行に出向く
今日は、前祭の方の祇園祭の山鉾巡行です。昨年と同じように、留学生院生の引率に加わって見学に行ってきました。
まず、上の写真は、山鉾巡航のくじ引きに関係なく、常に先頭を切る長刀鉾です。どこから撮っているかというと、これも去年と同じように、河原町通り沿いです。御池通りから少し三条通り寄りに下った東側から山鉾巡行を拝見しています。山鉾巡行は9時半スタートなのですが、河原町通りを北上して御池通り近くに達するのに1時間近くかかります。そのころには西側の歩道は陽が当たるようになってしまいます。ですから写真は逆光になりますが、仕方ないところです。
河原町通りの東側はどうなっているかというと、上の写真の通りです。長刀鉾が近づくころにはモロに太陽を浴びるわけですので、舞妓さんたち向けに赤い番傘が差しかけられています。海水浴場に見かけるような「パラソル」といってもいいくらいの大きさです。でも、その番傘からはみ出して長刀鉾をよく見ようという舞妓さんもいたりします。舞妓さんを留学生諸君に英語で伝えるのが困難を極めたのですが、まあ、格好からして「ゲイシャガール」のカテゴリーに入る女性なんだろうと理解してもらうのが精一杯でした。
団扇がいろいろと配布されていたのですが、我らが一行には鉾配置図のある団扇が配られました。左下をよく見ると、京都総評作成になるもので、反対側には「最低賃金1,500円」が標榜されています。私なんぞを採用してくれた大学らしいと感じ入ってしまいました。
最後に、どうでもいいことながら、私は経済学部のバングラデシュ人とその友人の理工学部のインド人の2人の留学生としゃべっている機会が多かったのですが、世界標準となっている首を縦に振る "yes" ではない Indian Nod をやってくれと頼んで、本場インド人の Indian Nod を間近で見てきました。そうです。7月8日付けの読書感想文のうちの中島京子『やさしい猫』で言及した「スリランカ人のイエス」という首の動きです。ただ、その留学生にいわせると、この首を左右に振るのは "sometime 'yes,' but sometime 'no'" だそうです。しっかり見て動きは理解しましたが、その意味するところはまだ謎のままです。
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