年金決定請求書が届く
今週明後日から8月に入り、いよいよ、私はさ来月の9月で65歳の誕生日を迎えます。ということで、60歳の定年まで勤務していた関係で、国家公務員共済組合から年金決定請求書が届きました。請求書といっても、共済から私に対して請求されるのではなく、私が年金支給を請求するための書式のようです。
もっとも、来年3月には現在の勤務校の定年を迎え、それまでは、公務員のころに比べて見劣りするとはいえ正規職員にふさわしいお給料をもらっていますし、うまく立ち回れば、来年4月以降についても、一般の民間企業の定年後再雇用に当たるシステムとして、特任教授のポストにありつけるかもしれませんので、取りあえず、年金繰下げで少し様子を見ようと考えています。でも、ハッキリいって、うれしいです。これで、自分で自覚しているように能力的に見劣りがしたり、あるいは、可能性として何らかの不始末があったりして、クビになっても路頭に迷うことがない安心感があります。もちろん、国家公務員として60歳の定年まで働き、今もって大学教員として働き続けて、それなりの年金保険料を収め続けている結果ではありますが、ある意味で、やっぱり、日本は高齢者でいることがオトクな経済社会なのだろうという気がしてなりません。
すなわち、日本に生まれて、子供であっても、働き盛りで子育てをしていても、もちろん、高齢者になっても、すべての世代の人びとが、あるいは、健康でも病気でも怪我でも、すべての健康状態の人びとが、等しく安心できる経済社会が現状達成されていない気がしてなりません。自己責任ばかりが強調されるのではなく、社会全体で支え合うシステムが構築されていない悲しさを感じるのは、私だけなのでしょうか?
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