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2023年9月 7日 (木)

CI一致指数が6か月ぶりの下降を示した7月の景気動向指数をどう見るか?

本日、内閣府から7月の景気動向指数公表されています。統計のヘッドラインを見ると、CI先行指数が前月から▲1.2ポイント下降の107.6を示した一方で、CI一致指数は▲1.1ポイント下降の114.5を記録しています。CI一致指数の下降は6か月ぶりとなっています。まず、統計のヘッドラインを報じる記事をロイターのサイトから引用すると以下の通りです。

景気動向一致指数、7月は6カ月ぶりマイナス 生産悪化で
内閣府が7日公表した7月の景気動向指数(速報値、2020年=100)は、指標となる一致指数が前月から1.1ポイント低下の114.5と、6カ月ぶりのマイナスだった。
耐久消費財出荷指数や投資財出荷指数、鉱工業生産指数の悪化が響いた。自動車や半導体製造装置などの出荷、半導体製造装置や電子部品デバイスの生産が減少した。有効求人倍率の悪化も響いた。
先行指数は同1.2ポイント低下の107.6となり2カ月連続のマイナスだった。最終需要財在庫率指数の悪化や、新設住宅着工床面積の減少など主な要因。乗用車の出荷減や分譲住宅などの新設減少が影響した。
一致指数を踏まえた基調判断は「改善を示している」で据え置いた。3カ月移動平均が前月比でプラスを維持していることなどが理由。

とてもシンプルに取りまとめられている印象です。続いて、景気動向指数のグラフは下の通りです。上のパネルはCI一致指数と先行指数を、下のパネルはDI一致指数をそれぞれプロットしています。影をつけた期間は景気後退期を示しています。

photo

7月統計のCI一致指数については、6か月ぶりの下降となりましたが、3か月後方移動平均は6か月連続の上昇、7か月後方移動平均でも3か月連続の上昇ですので、統計作成官庁である内閣府が基調判断を「改善」で据え置いています。もっとも、CI先行指数を見る限り下降が続いている印象ですから、このブログで何度も繰り返しますが、我が国の景気回復・拡大は局面の後半に入っていると考えるべきです。ただし、明日公表予定の4~6月期GDP統計速報2次QEでは、外需により明らかにプラス成長を記録すると私は考えており、まだ足元から年末くらいの段階では景気後退には入らないのかもしれません。
ということで、CI一致指数を構成する系列を詳しく見ると、マイナスの寄与が大きい順に、耐久消費財出荷指数▲0.64ポイント、投資財出荷指数(除輸送機械)▲0.54ポイント、生産指数(鉱工業)▲0.35ポイント、などとなっており、逆に、プラス寄与が大きい系列は、輸出数量指数+0.45ポイント、商業販売額(小売業)(前年同月比)+0.16ポイントなどとなっています。引用した記事の通り、生産指数関係の指標がマイナスに寄与しています。景気の先行きについては、国内のインフレや円安の景気への影響などの国内要因はについては中立的、少なくとも、大きなマイナス要因とは考えていませんが、海外要因については、インバウンドを別にすれば、先進各国がインフレ対応のために金融政策が引締めを継続していてややマイナスかもしれない、と考えています。ただ、今年前半くらいまでは米国などは年内の景気後退局面入りがほぼほぼ確実と考えていましたが、ソフトランディングも十分可能、というふうに上方修正して考えていたりします。

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