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2024年4月 3日 (水)

新年度明け4月の食品値上げやいかに?

先週金曜日の3月29日に帝国データバンクから「『食品主要195社』価格改定動向調査」の結果が明らかにされています。もちろん、pdfの全文リポートもアップロードされています。まず、帝国データバンクのサイトから調査結果のポイントを3点引用すると以下の通りです。

調査結果
  1. 4月の食品値上げは2806品目、年間は6千品目突破 「原材料高」値上げ再燃
  2. 4月の値上げ、「加工食品」が1年ぶり2千品目超え ハム・ソーセージで一斉値上げ
  3. 「天候不順」が各食品に影響 「円安」の進行も懸念材料

さまざまな生活実感からは食料品値上げのピークは過ぎたように感じないでもないのですが、価格が高止まりしていることから、まだまだ目が離せません。リポートからグラフ図表を引用しつつ簡単に取り上げておきたいと思います。

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まず、リポートから 月別値上げ品目数推移 を引用すると上のとおりです。「超安定」とも称された日本の物価が動き始めたのが2022年2月末のロシアによるウクライナ侵略であり、石油をはじめとするエネルギーや小麦などの食料品の価格が大きく上昇し始めました。ただ、石油価格はすでにピークアウトしており、穀物価格なども安定に向かっています。ですので、上のグラフからも明らかなように、年度と年度半期の始まりの4月や10月の値上げの山は徐々に小さくなっているのが見て取れます。この4月の値上げ品目は2,806品目とリポートされています。ただし、値上げ率は+19%に達していて、国民生活に必要不可欠な食品ということもありますから、値上げ品目数が落ち着いてきたからといって、決して等閑視すべきではありません。

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続いて、リポートから 値上げ要因の推移 を引用すると上の通りです。1-7月ベースで見れば、相変わらず、原材料高やエネルギーが高い比率で回答されているのですが、その割合は徐々に低下しています。逆に、円安や人件費といった長期的・構造的な要因の回答比率が上昇しているのが見て取れます。確かに、ここだけを見ると金融政策が引締めに転換されるのも理解できる気がしないでもありません。ただし、まだ高い比率を占めている原材料高の背景には、農作物の収穫に関して天候不順、さらにその背景には気候変動の影響が透けて見える気がします。

繰り返しになりますが、食品は国民生活に不可欠ですし、値上げ品目数が減少しているとはいえ、価格は高止まりしています。引き続き、所得増や消費税率の引下げが必要と私は考えています。

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