キダ・タローさんが亡くなって差別用語について考える
「浪花のモーツァルト」とも呼ばれたキダ・タローさんが亡くなったと報じられています。心よりお悔やみ申し上げます。
数多くの名曲が記憶に残る中で、私が中学生だったころですから、もう50年ほども前になりますが、「アホの坂田」というのがあります。ご本人は昨年暮れに亡くなったと記憶しています。上の動画の通りです。
テレビかラジオか忘れましたが、キダ・タローさんの訃報の際にこれを流していたのですが、前口上として「関西では『あほ』というのは、親しみを込めた表現です」といった紹介をしていました。そのまま流すと差別用語か何かに当たるのかもしれません。
少し前の小説を読んだりすると、同じように、現在では不適当な表現かもしれないが、発表された当時の社会背景を考慮し、作品としての歴史的経緯などから修正はしなかった、との旨のお断りが入っている場合もいくつか見かけます。
東京の補選でつばさの党の党首などが選挙妨害で逮捕されています。テレビなどの報道で見る限り、ああいった行動が「表現の自由」の名の下に許されるハズもないと私は考えますが、他方で、ポリコレも含めて、かなり表現が窮屈になったとも感じています。どのあたりに最適点があるのか、私には不明です。
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