総選挙結果を考える
総選挙結果です。
画像は時事通信のサイトから引用しています。
専門外ながら、今回の総選挙に限定せずに、選挙一般に対して2点ほど付け加えたいと思います。第1に、私は民主主義に小さな懐疑論を持っていて、例えば、『市民的抵抗』(白水社)に示されたチェノウェス教授の3.5%ルールとかに興味あるのですが、さすがに、日本の民主主義も少し見直しました。でも、その反面、限界が大きいことも事実です。第2に、野党共闘に関しては私はそれほど大きな期待を感じません。例えば、小選挙区でもっと野党共闘が進めば与党候補者に代わって当選者が増えるのは、ある意味で、明らかなのでしょうが、野党共闘による政権交代が唯一の選択肢であるとも思いません。すなわち、政権交代に達するほど議席数が多くなくても議会におけるプレゼンスを増すことによる与党への圧力も重要だと思います。その意味で、ムリに政策的な一致を図る必要があるとも考えませんし、場合によっては、政権交代よりも現実的かもしれません。
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