帝国データバンクによる「カレーライス物価指数」は2月調査では400円に上昇する見込み
今週月曜日の3月10日、帝国データバンクから「カレーライス物価指数」2025年1月分が明らかにされています。庶民の食事であるカレーライスの食材である肉・野菜といった具材、もちろん、ごはん(ライス)などに加えて水道光熱費も加味したカレーライス1食あたりの調理費用を弾き出しています。昨年2024年1月には317円だったものが、今年2025年1月には396円にまで+24.7%も跳ね上がっています。まず、帝国データバンクのサイトから「カレーライス物価」と「指数」伸び率のグラフを引用すると以下の通りです。

まず、繰り返しになりますが、今年2025年1月のカレーライス物価は1食396円に上り、昨年2024年1月の317円から+79円上昇し、先月2024年12月の386円からも+10円の値上がりとなっています。消費者物価指数のように前年同月比を見ると、何と+24.7%となります。肉・野菜といった具材は209円で前年同月の197円から+12円の上昇ですが、ごはん(ライス)が158円と前年同月の92円から+66円も上昇しています。もちろん、いまだに品薄が解消されないコメの供給不足による価格高騰の影響です。
帝国データバンクでは2月のカレーライス物価は400円を超えるだろうと予想しています。ようやく重い腰を上げた農水省ですが、少なくとも、2月時点ではコメ価格の沈静化は見られていませんし、輸入牛肉は2月には円高傾向を背景に若干の値下がりも期待できるものの、野菜価格が高騰していることで価格を押し上げる圧力の方が強い、ということのようです。
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