「経済財政白書」第3章 変化するグローバル経済と我が国企業部門の課題
先週7月29日に内閣府から「経済財政白書」2025年版が公表されています。昨日に続いて、「経済財政白書」第3章 変化するグローバル経済と我が国企業部門の課題を簡単に見ておきたいと思います。ただし、かなり荒っぽくしか読んでいませんので、「経済財政白書」2025年版に直接当たることを強くオススメしておきます。
まず、グローバル経済との関わりにおける変化と課題については、主要な工業製品の個別の比較優位を推計し、RSCA指数から我が国は家電・情報通信機器では競争力が低下した一方で、自動車や自動車部品、半導体製造装置や建機・工作機械で引き続き比較優位を維持しているとの分析を示しています。下のグラフの通りです。ただし、米国の高関税政策や保護主義の強化が、世界経済の不確実性を高め、日本の輸出環境を直撃していることも事実です。さらに、中国やアセアン諸国、インドなどの台頭で、従来のグローバルバリューチェーン(GVC)が再構築を迫られており、日本はGVCの中間・終点での参加度が上昇しており、基幹部品など中間財を他国に供給する構造から、生産コストが低い他国に中間財の生産拠点を移管し、それら国々で生産された中間投入財を用いて、さらなる財・サービスの生産を行う構造に変化しつつある、と強調しています。
我が国企業行動の長期的変化については、企業の売上高利益率が改善し過去最高水準になり、そのため、1990年代後半以降恒常的に資金余剰が続いており、他の先進国企業とは大きく異なる企業体質になっています。さらに、今後、資本投資や研究開発を進めることにより、DX・GXへの対応を進めることが重要、と強調しています。
最後に、下のグラフは 第3-1-8図 主要個別品目のRSCA指数 を引用しています。
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