奨学金の返済は結婚の障害になるのか?
東洋経済オンラインのサイトで、奨学金情報サイトを運営する「ガクシー」と結婚相談所「パートナーエージェント」の協力によりアンケート、奨学金と結婚・婚活に関する意識調査を実施した結果が明らかにされています。アンケート調査ですから、いくつか設問があるのですが、まず、奨学金の返済が将来の結婚に悪影響を与えると思いますか? に対する回答yのグラフを東洋経済オンラインのサイトから引用すると下の通りです。
見れば明のらかなのですが、奨学金を借りている当事者と同じ世代である大学生・大学院生の回答は、「強く思う(30.3%)」と「ある程度思う(42.5%)」の合計が72.8%、親の世代の保護者の回答は、「強く思う(52.4%)」と「ある程度思う(34.4%)」の合計86.8%で、それぞれ、奨学金の返済が将来の結婚に否定的な影響を認める結果となっています。やや、親世代のほうが割合が高くなっています。悪影響の理由としては、「借金だから」、「相手に迷惑をかけるから」、あるいは、「向こうの親の印象が悪いから」といった意見が多数であったとしています。
従来から、義務教育ではないとはいえ、高校進学が当たり前の全入に近くなった現在、私は大学進学は貧困の連鎖からの脱出に大きな助けとなると考えてきました。公務員を定年退職して大学の教員となった現在でも、その考えに変わりはありません。しかし、奨学金を借りて大学進学することに、少なくとも結婚という人生の大きなイベントが否定的な影響を受けかねないというアンケート調査結果はショックでした。大学進学がすべての解決策にはなり得ない、ということは理解していたつもりでも、改めて思い知らされた気がします。
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