インテージによる「2026年上半期、売れたものランキング」
先週木曜日の6月5日、ネット調査大手のインテージから「2026年上半期、売れたものランキング」が明らかにされています。私は、統計局に出向していた折には消費統計の担当課長をしていましたので、こういった調査結果は気にかかるところです。まず、インテージのサイトから[ポイント]を4点引用すると次の通りです。
[ポイント]
- 1位・麦芽飲料は前年品薄の反動が大。2位・玩具メーカー菓子はVTuber関連の商品も貢献
- 3位・ほほべに、5位・しわ取り剤、7位・住居用クリーナーは新たなヒット商品がけん引
- ホルムズ危機もあり、8位・家庭用手袋、11位・食品包装用品など上位。3月以降の売り上げ急増
- 販売苦戦ランキングは医薬品が15位までに6つ。昨年売れたもの1位の米は販売苦戦10位
続いて、インテージのサイトから 2026年上半期の金額前年比・上位ランキング のテーブルを引用すると次の通りです。

見ての通りなのですが、上半期の1位は麦芽飲料の前年比+155%となっています。コーヒ党である私はよく存じ上げませんでしたが、人気が高かった前年の品薄の反動や、実質的な値上げなどが要因だそうです。2位の玩具メーカー菓子も+142%であり、コロナ禍以降の漫画・アニメのIPコンテンツの強さに加え、VTuber関連の商品も強さを見せており、大きくかつ幅広く増加しています。3位のほほべには+131%で、目元付近まで効果が及ぶ新機軸の商品がけん引しているようですが、私はそれほど情報を持っていません。手軽で新機能を備えた商品がけん引したカテゴリーが上位に入っており、典型的には、5位のしわ取り剤はアイロン不要、7位の住居用クリーナーは洗剤スポンジ一体型などとなっています。トップランキングではありませんが、このあたりの新機能商品には私も注目しています。

続いて、逆に、インテージのサイトから 2026年上半期の金額前年比・下位ランキング のテーブルを引用すると次の通りです。ワースト1位の検査薬は前年の80%となり、新型コロナ用の抗原検査キットの需要減が主因のようです。2位の鎮咳去痰剤も83%、4位のマスクは86%、5位の体温計の87%、9位の総合感冒薬の90%なども新型コロナ時の需要の反動があるのではないか、とインテージでは指摘しています。また、よく似たカテゴリながら、3位の強心剤の86%、11位のビタミンB1剤の91%は外国人旅行客に人気だったようです。でも、需要が一巡した可能性があるようです。もっとも注目の高かったのは10位の米の90%といえます。実は、昨年の売れたものランキングでは1位だったのですが、逆に、今年上半期には大きくランクを劣りています。それでも、コロナ禍前の2019年に比べると1.7倍と2倍近いの販売金額になっています。
私なりに近場の地場スーパーを見て回ると、麦芽飲料なんて、ほとんど置いていません。まあ、東京のお話なんでしょうね。
| 固定リンク


コメント