2023年10月15日 (日)

Osaka Jazz Channel による Cheese Cake を聞く

お気に入りの Osaka Jazz Channel にアップされている Cheese Cake です。食べる方ではなくジャズの曲名です。たぶん、デクスター・ゴードンの作曲なのだと思います。というのも、有名なのは1962年に録音されたアルバム GO の冒頭のデクスター・ゴードンによる演奏だからです。私もこのアルバムは持っています。なお、 GO のピアノはソニー・クラークが弾いていて、まあ、何と申しましょうかで、テナー・サックスも、ピアノも、なかなか、この Osaka Jazz Channel の演奏と比較するのは難しい気がします。でも、この曲も、明らかに昼間に陽の高いうちに聞くべきかと思うと疑問で、やっぱり、深夜の遅い時間によく似合う曲なんだろうという気がします。
最後に、この演奏のパーソネルは以下の通りです。

Tenor Sax
里村稔 Minoru Satomura
Piano
祖田修 Osamu Soda
Bass
光岡尚紀 Naoki Mitsuoka
Drums
久家貴志 Takashi Kuge

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2023年9月18日 (月)

Osaka Jazz Channel による Afro Blue

昨日に続いて、お気に入りの Osaka Jazz Channel にアップされている Afro Blue です。誰の作曲なのかは、私は知りませんが、有名なのは1963年にコルトレーンがバードランドで演奏した Live at Birdland の演奏です。私もこのアルバムは持っています。ただ、コルトレーンの演奏の前にアビー・リンカーンが歌っていて、1959年のアルバムに収録されています。アビー・リンカーンはジャズ・ドラマーとして有名なマックス・ローチの奥さまであり、当時は米国でケネディ政権の直前ながら、大いに盛り上がっていた公民権運動にも熱心に取り組んでいました。マックス・ローチが We Insist というタイトルのアルバムを発表したのも1960年でした。広く知られている通り、1955年のローザ・パークス事件に由来するバス・ボイコット運動が始まり、1960年代前半まで続く公民権運動が始まっています。コルトレーンの演奏で有名な三拍子ジャズ、ということで、昨日に続いての選曲です。なお、この演奏のパーソネルは以下の通りです。

Piano
小林 沙桜里 Saori Kobayashi
Bass
畠山令 Ryo Hatakeyama
Drums
久家貴志 Takashi Kuge

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2023年9月17日 (日)

Osaka Jazz Channel による My Favorite Things

お気に入りの Osaka Jazz Channel にアップされている My Favorite Things です。ミュージカルの Sound of Music の中でジュリー・アンドリューズが歌っています。でも、ジャズファンであれば、圧倒的にコルトレーンの演奏だと考えています。今や、ジャズのスタンダードとして多くのジャズメンにより演奏されるようになっています。三拍子のワルツ曲です。2021年4月の収録で、この演奏のパーソネルは以下の通りです。

Piano
小林 沙桜里 Saori Kobayashi
Bass
宮野友巴 Yuu Miyano
Drums
久家貴志 Takashi Kuge

この曲ではないのですが、私はこのトリオの演奏に「誰がリーダーですか?」と質問のコメントをしてみました。ドラマーの久家貴志氏が、このトリオのリーダーであり、同時に、Osaka Jazz Channel のプロデューサーだという回答でした。ですので、彼がすべてのビデオにドラマーとして出演しているそうです。何ら、ご参考まで。

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2023年9月10日 (日)

Osaka Jazz Channel による On Green Dolfin Street

お気に入りの Osaka Jazz Channel にアップされている On Green Dolfin Street です。1958年にコルトレーンやビル・エバンスを含むマイルス・デービスのコンボで録音されてからジャズのスタンダードとして多くのジャズメンにより演奏されるようになっています。この演奏のパーソネルは以下の通りです。

Piano
小林 沙桜里 Saori Kobayashi
Bass
宮野友巴 Yuu Miyano
Drums
久家貴志 Takashi Kuge

これも、ハッキリいって、真っ昼間に聞く曲ではないような気がします。ジャズの名曲は夜向きなのかもしれません。

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2023年9月 3日 (日)

Thomas Enhco Trio による You and the Night and the Music

先ほど言及したトマ・エンコのトリオによる You and the Night and the Music です。ライブではなく静止画で、Someday My Prince Will Come のアルバムジャケットです。そうです、このアルバムに収録されています。2009年のアルバムで、クレジットは以下の通りです。

Piano:
Thomas Enhco
Bass:
Joachim Govin
Drums:
Nicolas Charlier

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Keith Jarrett Trio による You and the Night and the Music

キース・ジャレットのトリオによる You and the Night and the Music です。1986年東京におけるライブです。パーソネルは以下の通りです。

Piano
Keith Jarrett
Bass
Gary Peacock
Drums
Jack DeJohnette

おそらく、ジャズ界のピアノ・トリオとしては歴史上でもっとも有名かつ高レベルであったろうと私は考えています。キース・ジャレット自身が "the trio" と自分で称しているのを聞いたことがあります。この曲をこのスピードで演奏できるのも素晴らしいと思います。この曲の同等の演奏はトマ・エンコのトリオくらいしか私は不勉強にして知りません。それにしても、ゲイリー・ピーコックはもう亡くなっていますし、キース・ジャレットももう演奏はできないといわれています。ラクに35年以上前の演奏で、3人とも若々しい限りですが、まだまだトップクラスの演奏と言えます。今聞いても何ら色あせるところはありません。

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2023年8月27日 (日)

お気に入りの Osaka Jazz Channel のピアノトリオによる Cute

先週に続いて、お気に入りの Osaka Jazz Channel の中の Cute です。Neal Hefti の作曲だと記憶しています。ピアノトリオのコラボレーションが楽しい仕上がりです。やっぱり、夜遅くになってから聞きたい音楽です。

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2023年8月20日 (日)

最近のお気に入りの Osaka Jazz Channel

最近のお気に入りの Osaka Jazz Channel の中の Take Five です。いうまでもありませんが、Paul Desmond の作曲になり、Dave Brubeck Quartet の演奏であまりにも有名な5拍子ジャズの名曲です。たぶん、最後の英文コメントは私だったりします。
この Osaka Jazz Channel の演奏は、大阪にある Brooklyn Parlor Osaka で収録されているようです。新宿3丁目のマルイアネックスにある Brooklyn Parlor Shinjuku は知っているのですが、大阪は土地勘がありません。調べると心斎橋にあるようです。我が家は、子どもたちが小学校を出るころまで東京の南青山に住まいしていて、東京のジャズのライブの有名なお店のひとつである Blue Note Tokyo には2ブロックくらいでした。全盛期のジャンボ尾崎のドライバーなら届くかもしれない、くらいの距離感です。でも、小学生のいる時期でしたのでまったくご無沙汰でした。大阪の心斎橋のライブも、行きたくはあるのですが、'Round Midnight まで聞いていると帰宅できないおそれがあります。

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2023年6月16日 (金)

遅ればせながら山中千尋の Ballads を聞く

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本日のアルバムは山中千尋の Ballads です。私の入院中の3月に新しいアルバム Today Is Another Day がすでにリリースされています。日本でのアルバム発売ですので、初回限定盤とか、いろんなバージョンがあるのだと思いますが、私が聞いたのはジャケット通りの通常版です。ということで、その通常版の収録曲は以下の16曲です。
01 For Heaven's Sake
02 Smoke Gets in Your Eyes
03 Good Morning Heartache
04 Danny Boy
05 This Masquerade
06 Old Folks
07 On the Shore
08 I Love You, Porgy
09 Can't Take My Eys off You
10 Ruby, My Dear
11 Dove
12 Caught in the Rain
13 I Can't Get Started
14 Orleans
15 Abide with Me
16 Thank you Baby

お恥ずかしくも、2021年録音・発売のアルバムを2年近く経過した今ごろになって聞いていたりします。新アルバムがすでに出ているのは前述の通りです。本アルバムは、タイトル通りに、バラードを集めたアルバムです。4曲目の Danny Boy と10曲目の Ruby, My Dear と13曲目の I Can't Get Started には、ごていねいにも「新録音」と注がつけられています。私は、Danny Boy と Ruby, My Dear については、聞いた記憶があるのですが、I Can't Get Started は記憶にありませんでした。
このピアニスト山中千尋は、一応、小曽根真や上原ひろみなどと並んで、日本を代表するジャズピアニストの1人と私は考えているのですが、どうも音楽の方向性が定まらないように私には見えます。よくいえば、いろんな可能性を探っているのかもしれません。ただ、バラードで全曲を固めるピアニストではない、と私は考えています。もっとアップテンポで躍動的な曲が持ち味だという気もします。その意味で、このピアニストのアルバムの中で、私がもっとも愛聴するのはマイナーレーベル最後の Madrigal と、メジャーレーベル移籍後最初にリリースした Outside by the Swing です。したがって、というか、何というか、このアルバムはそれほど高い評価はいたしかねます。でも、まあ、私のようなズボラなファンであっても、このピアニストのファンであれば、発売から少々お時間が経過していても聞いておくべきアルバムかもしれません。私もウォークマンに入れておこうかと考えています。

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2023年1月 8日 (日)

富田勲の The Planets Ultimate Edition を聞く

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富田勲 The Planets Ultimate Edition を聞きました。日本コロムビア創設100周年記念アルバムだったりします。
冨田勲ですからシンセサイザーの「惑星」になります。当然、作曲者はグスターヴ・ホルストであり、作品番号32です。クラッシックの名曲ですから、私は佐渡裕指揮でNHK交響楽団演奏のアルバムも持っています。でも、やっぱり、印象的なのは冨田勲のこのアルバムです。組曲ですから、フツーは以下の7楽章から成っています。

  1. 火星 Mars
  2. 金星 Venus
  3. 水星 Mercury
  4. 木星 Jupiter
  5. 土星 Saturn
  6. 天王星 Uranus
  7. 海王星 Neputune

ちなみに、ホルストは英国人ですので、英語表記が正しいと私は考えています。もうひとつちなみに、平原綾香が「木星 Jupiter」に日本語の歌詞をつけて歌っていた記憶があります。脱線してしまったのでアルバム紹介に戻ると、冨田勲のこのアルバムでは、「木星」と「土星」の間に「イトカワとはやぶさ」というオリジナル曲が収録されています。聞けば明らかな通り、組曲の中の曲としてはやや違和感あるのですが、まあ、2011年発売のアルバムですから、時代背景を含めて理解しておくことにします。
最後に、この組曲「惑星」には冥王星 Pluto が入っていません。実は、冥王星の発見は1930年です。ホルストがこの組曲「惑星」を作曲したのが1916年で、初演は1918年ですから、作曲時や初演時にはまだ冥王星は発見されていなかったわけです。他方、ホルスト自身は1934年に60歳で亡くなっていますので、冥王星の発見時は存命でした。ですから、知力・体力・創造力の観点は不明ながら、組曲「惑星」に冥王星を付け加えることは不可能ではなかった気がします。しかしながら、広く知られている通り、冥王星は2006年に惑星 planet から準惑星 dwarf planet に格下げされています。ひょっとしたら、ホルストには先見の明があったのかもしれません。

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